弊社取扱商品のGrassi Pietre (グラッシピエトレ)社から届いた記事の中から、
今回は、ヴィチェンツァストーン(ライムストーン)で造られたユニークなワイナリーをご紹介致します。
初めてのご紹介となります、 Grassi Pietre 社は、
1850年にイタリア、ナント(べネト州ヴィチェンツァ県)
で創業しました。今も職人的なノウハウと石材加工と
生産のための最新技術を組み合わせて、
新たな世界市場の課題に丁寧かつ情熱を持って
取り組み続けています。創業以来、Grassi Pietre 社は
ヴィチェンツァストーンの代名詞となっています。
ナントにはショールームもあります。ここでは、1.5世紀に及ぶ職人技で仕上げられた高い品質の製品を
ご覧いただけます。
Cantina Zymè (カンティーナ・ツィメ)
Cantina Zymè (カンティーナ・ツィメ)というワイナリーは、
「建築が文化を伝え、感動を生み出すことを目的としている」というワイン業界の
現在のトレンドの波に乗って考案されたもので、 Grassi Pietreのヴィチェンツァの石を使用して
イタリアのベローナに建てられました。
このワイナリーは、強い個性的な特徴を持つ既存の核から生まれました。
厚さ3cmのGiallo Dorato Vicenzaの石が使用されていますが、この石材の選択は、
建築家のMoreno Zurlo とGrassi Pietreのスタッフによる正確な美的分析に基づいています。
Grassi Pietreは「Zymè」の内部に未来的な構造を作りました。
いわゆる 「アーカイブ」で、その目的は正確に 「ワインをアーカイブ 」し、棚はワインが安全に保管
されるように五角形で形成されています。その外観は、中央部の強い衝撃を和らげるために不規則な
形をしています。このパターンは強度を高くし、地震の場合には崩壊の危険性を回避することができます。
樽で熟成させた後のボトルを精錬するためのエレガントな棚は、訪問者の目を釘付けにしています。
ヴィツェンツァの石はまた、高品質な「ツィメ」のワインを熟成させるための完璧な温度調整の役割も
担っています。
「アーカイブ」の総寸法は、幅16.9M×高さ5M、奥行きは60cm。
このデザインを選択したことで、巨大な抽象絵画のように見える堂々とした意匠になっています。
有能で統合したチームは開発から納品までプロジェクトを担当し、最高の結果を保証します。
Grassi Pietre 社の石材で階段と内部の扇形のスロープも製作し、全部で300㎡のエリアに採用されました。
Photo: © Grassi Pietre
Grassi Pietre 社はヴィチェンツァストーン、
ご興味ございましたら、詳細はお問い合わせください。
株式会社アークテック東京オフィス
e-mail: info@arc-tec.co.jp
26th, Jun, 2020